どんな曲をリクエストしても、譜面も見ないですぐに弾けるプロミュージシャンや、
セッションで毎回譜面を見ないで演奏してる人などいますよね?
彼らは、何百、何千とあるジャズスタンダード曲を頭の中に暗譜しています。
どうしてそんなに多くの曲を忘れずに覚えていられるのか?
と疑問に思う方は多いと思います。
今日は、曲を覚えるという要素の一つ、コード進行の覚え方のコツについてお話します。
結論から言うと、コード進行をコードネームで覚えるのではなく、ディグリーネームで覚える。です。
ディグリーネームとは、ダイアトニックコードに数字番号をつけたものです。
上図の様に、ギリシャ数字で1から7まで表します。
例えばコード進行が、C-Am-Dm-G7、だとすると、1625と数字(ディグリーネーム)で覚えます。
何かコードネームで覚えるより簡単な気がしませんか?
しかも、数字で覚えると曲全体の流れが見えてきます。
流れがわかるので、転調もとっさにできてしまうのです。
こちらはキーGとDのダイアトニック。先ほどのC-Am-Dm-G7という進行を1625と覚えたので、キーGに転調するとG-Em-Am-D7、キーDに転調するとD-Bm-Em-A7になります。
12キー×7=84種のコードネームの羅列を覚えるのではなく、
進行の流れを覚えて12キーに当てはめる
事ができたら、効率よく忘れにくく曲を覚えることができます。
初心者の方はまずは、スタ本などにダイアトニックとディグリーネームを書き込む事から始めてみましょう。
これを色んなキーの曲で繰り返していたら、コード進行は一瞬で覚えられる様になりますよ♪
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