ギターやピアノなどのコード楽器をしている人は避けて通れない道。。
最高にクールで変幻自在なバッキング、コンピングを出来る様になる事ですよね。。
これは誰もが一度はぶち当たる壁ですが、絶対に必要な練習であり、必要な技術です。
なぜならコード楽器は、生涯の演奏時間の半分以上はソロではなく伴奏だからです。
今日はバッキングの大要素の一つ、コードボイシングについて説明します。
これを覚えれば、あなたのバッキングパターンの、ハーモニーの可能性が無限に広がる、魔法の仕掛けを教えます。
まずコードボイシングとは、コードの音の重なり方のことです。
CM7のコードだとすれば「ド、ミ、ソ、シ」、ですよね。この4つの音がどういう順番に重ねるか。ということです。
コードの音をそれぞれインターバル度数で表すと、「ドミソシ→1357」、になります。
この度数数字にすることでCM7、Cm7、C7、Cm7b5などすべてのコードタイプに適応できます。
まず初めに見てほしいのがこちらの表です。
(4桁の数字は下から数えます。例えば一番左上は、1357です。)
ギター弾きのあなた、とりあえずジャラ~ンとCM7コードを弾いてみてください。
弾きましたか?今どこを押さえてますか?
おそらく5弦3フレットに人差し指を置いて、「ドソシミ(1573)」って弾いてませんか?
もしくは6弦8フレットに人差し指を置いて、「ドシミソ(1735)」じゃないですか?
これ、じつは上の写真にある表のほんの一つのボイシングパターンに過ぎないんです。
CM7という一つのコードでも、なんと残り18パターンの押さえ方があります。
これ全部覚えるのは相当大変ですし、ギターに関しては物理的に押さえられないボイシングもあるので、一度すべてのパターンを試してみて、自分の気に入ったボイシングを自分の手癖にしましょう。
この表の見方ですが、横軸が、
基本形、第一転回形、第二転回形、第三転回形
コードの一番根音(低い音)が、どんどん上に転回していくもの。
ドロップと絡んだ時は、1度が根音のものが基本形、3度が根音が第一転回形。。。となる。
縦軸が、
基本形、ドロップ2、ドロップ3、ドロップ2&4、ドロップ2&3
ドロップ2、コードの上から二番目が下に下りてくるもの。
ドロップ3、コードの上から三番目が下に下りてくるもの。
ドロップ2&4、コードの上から二番目と四番目が下に下りてくるもの。
ドロップ2&3、コードの上から二番目と三番目が下に下りてくるもの。
わかりましたか??
これでマンネリしたハーモニーから脱出ですね!!お試しください。
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