ドリアンを制する物はジャズを制する。と言っても過言ではないんじゃないでしょうか。
あのパットマルティーノ大先生も、マイナーコンバージョンコンセプトのもとドリアンを弾き倒しています。
ドリアンフレーズが使えるのは、
- ツーファイブフレーズのⅡm7コード上。
- マイナーコード一発の時
まずはこの2つの場面でドリアンを弾き倒せるようになりましょう。
普段ロックを弾く方は、マイナー一発セッションでマイナーペンタトニックの変わりにドリアンを弾くだけでだいぶジャズっぽくなりますよ。
(ちなみにマイナーコンバージョンを理解すると使える幅が何倍も広がります。どんなコードも、対応するドリアンに変換して弾いたり。。。)
ドリアンスケールの説明は以前したので、早速実際に使えるフレーズを紹介します。
フレーズを覚えるときはコードに対してインターバルもアナライズしましょう。
1つ目
パットマルティーノのフレーズです。(ch)はクロマチックでアプローチしています。13thがドリアンの特徴音ですが、2小節目4泊頭に出てきます。
2つ目
これもドリアン+クロマチックですが、m7の代わりにM7の音にすると、正式にはメロディックマイナースケールになります。ドリアンのフレーズ時に一瞬メロディックマイナーを使う(M7を使う)ことは結構あります。(単純にルートの半音下からアプローチしたってアイディアも含め。)
3つ目
始めの3音が5度飛びしているのがカッコいいですね。全体的に、多くのギタリストが使っている手癖が集まったフレーズです。ちなみに13thの音が入ってないのでドリアンとしてもエオリアンとしても使えます。(11thの音を使わないメジャーフレーズはイオニアンとしてもリディアンとしても使えるのと一緒です。)
4つ目
5弦ルートポジションでも。2小節目3,4拍から解決までは、2つの音がクロマチックで下がってます。パットメセニーの常套句です。
5つ目
13thからスタートしてます。2小節目はウェスモンゴメリーがよくやるフレーズです。
如何でしたか?
まずはマイナーコード一発のマイナスワンの上で、フレーズが止まらないように弾き続ける練習が効果的だと思います。
その中で自分が気に入ったフレーズを手癖にしていきましょう。
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